book を使ったイディオム。

one for the books 「記録すべき出来事、注目すべき出来事(行為)」
 この books は「記録集」のこと。記録集に載せてもいいような出来事や事柄だということを言っている。
You’ve seen that movie forty times? That’s one for the books.
「その映画を40回見たって? それは記録だよ。」
【類】(be) on the books「人や名前が記録されて、帳簿に載って」

close the books on … 「…の計画を断念する、終止符を打つ、けりをつける」
 スケジュール表や手帳などを閉じて、「もう終わりにしましょう」と言っている場面をイメージすると分かりやすい。
Did you hear? They closed the books on the shoe factory.
「聞いた? 彼らは靴工場の計画を断念したんだって。」
【類】a closed book「けりの付いたこと、すでに済んだこと」
   come to the halt「停止する、中断する」

make book on … 「…は確実だ、…を請け合うことができる」
 book に冠詞が付かないことに注目しよう。make a book と言うと「本を編纂する」となり、熟語ではない。また、例文のように can を前につけることが多い。この book は「賭け帳、胴元の帳簿」のこと。
Paul has a tuna sandwich every day. You can make book on it.
「ポーラは毎日ツナサンドを食べているよ。賭けてもいいよ。」

hit the books 「(熱心に)勉強する」
 hit the bottle(大いに酒を飲む)に使われているように、hit には「大いに…する」という意味合いがあり、この熟語も元々「猛勉強する」という意味だったが、今では単に「勉強する」という意味が強い。
No more TV. Go hit the books, kids.
「もうテレビを見るのは止めて、勉強しなさい。」
【類】get down to business「仕事に取りかかる、本題に入る」
【注】cook the books「帳簿を粉飾する、不正経理を行う」

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