アメリカやイギリスの映画で使われた重要表現を学習しましょう。
今週の表現は、2017年のイギリス映画 Hampstead『ロンドン、人生はじめます』で使われた You’re up to something. です。
主演はダイアン・キートンです。1970年代にいくつもの映画で出ており、私は大ファンでした。『ゴッド・ファーザー』や『ミスター・グッドバーを探して』などにも出演しています。
私はタバコは吸わないし吸ったこともありませんが、『ミスター・グッドバーを探して』でダイアン・キートンがタバコを吸う姿には魅了されたものです。
『ロンドン、人生はじめます』での一幕
亡くなった夫の負債に悩まされながら生きているエミリー(ダイアン・キートン)は、ある日、双眼鏡で遠くを見ていると、自然に囲まれた小さな家で暮らしているドナルド(ブレンダン・グリーソン)の姿を発見します。
彼は余計なものを持たず、気ままに本を読み、森でピクニックをするといった自由で優雅な生活をしていました。
やがて彼女は、頑固ながらも温かいドナルドの人柄に惹(ひ)かれていきます。
さて、You’re up to something. が使われているシーンです。
If you really want to stay here, you have to fight for it! は、ドナルドが、不動産開発業者の手で立ち退き命令を出されたあとに、エミリーが言っている台詞です。
エミリーがドナルドと付き合い始め、母親の家を訪れた息子が、何かが違うことに気づき、
You’re up to something, mama. 「ママは何か隠しているね」
と言います。そのあとのエミリーのセリフが What could I possibly be hiding? (私が何を隠せるって言うのよ?)です。
ドナルドが言っている Handymanは「便利屋、雑用係」という意味です。
be up to something の使い方
be up to somethingは、疑問詞の形でもよく使います。例えば、人が何かそわそわしていたり、何かを隠していたりしているようなとき、What are you up to? (何をたくらんでいるの?)のように言います。
誰かが何かを企んでいそうなとき、She may be up to something. (彼女は何かを隠しいるかも)のように言うこともあります。
また、「これからどうするの?」と言うようなときにも What are you up to? と言ったりします。
動画の下にセリフが表示されますので、一時停止し、音声と確認しながら学習しましょう。
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