earは「アンテナ、感覚、横に付いた突起物」というイメージで考えると覚えやすい。
play it by ear「ぶっつけ本番でやる、出たとこ勝負でやる、勘に頼ってやる」
I didn’t study for the test at all, so I’ll have to play it by ear.
「テスト勉強は何もしていないよ。だから、ぶっつけ本番で行くしかないね。」
【注】play … by ear「…を耳で覚えて演奏する」⇒この熟語は「…」の部分に楽器名が入り、ほとんど楽器についてしか使われないが、この熟語を元にできた play it by ear は、いろいろな状況で使われる。
be all ears 「興味津々で、一心に耳を傾ける、熱心に聞き入って、聞きたくてたまらない」
You and Alan are getting married? I’m all ears!
「あなた、アランと結婚するんだって? ね、ね、話を聞かせて!」
話を聞きたくてたまらないというときに使う熟語。all ears の前には前置詞などが付かないので注意。
【類】Walls have ears.「壁に耳あり」⇒ことわざ。
prick up one’s ears (to) …「耳をそば立てる、聞き耳を立てる、耳に神経を集中させる」
I pricked up my ears when the first three numbers matched my lottery ticket.
「宝くじの最初の数字が私のと一致したとき、耳をそば立てて聞いた。」
【反】turn a deaf ear to …「…に聞く耳を持たない、…から耳をふさぐ」
【類】be all ears「話を聞きたがる」
wet behind the ears 「未熟な、若い、くちばしが黄色い」
I’ve just started learning how to play the guitar. I’m still wet behind the ears.
「ギターの弾き方を習い始めたばかりなんです。まだ未熟者です。」
生まれたての赤ん坊は耳の裏が濡れていることからできた熟語。
【反】dry behind the ears「経験を積んで」
be up to one’s ears「(仕事やトラブルなどで)手一杯の、身動きが取れない、(借金で)首が回らない」
No more tasks! I’m up to my ears laying out the new catalogue.
「これ以上の仕事は無理よ!新しいカタログのレイアウトで手一杯よ。」
be up to one’s eyes などと同じ。earsの部分は、顔にあるいろいろな部位(ears, eyeballs, eyebrows)などと換えられる。主語は「人」になる。
have an ear for …「(ものごとの)善し悪しが分かる、値打ちが分かる、素養がある」
Why don’t you ask Jenny to pick your tie? She has an ear for clothes.
「ジェニーにネクタイを選んでもらったら? 彼女はセンスあるわよ。」
【注】have the ear of someone「(人に)言うことを聞いてもらう、(人)の側近である」
コメント