purse や money、cloth、wall を使ったイディオム。

purse を使ったイディオム。

loosen one’s purse strings 「財布のひもをゆるめる、散財する」
 loosen は loose「ゆるい」の動詞形で「ゆるめる」という意味。purse に、日本の巾着のように strings(ひも)が使われていることにも注目。
We can loosen our purse strings for some ice cream for the kids.
「子どもたちにアイスクリームを買ってあげてもいいわね。」
【反】hold one’s purse strings「金銭の出納をつかさどる」

money を使ったイディオム。

get one’s money’s worth 「お金の元を取る、(人が)金を出すだけの価値を感じる」
 money’s worth は「お金の価値」ではなく「払ったお金だけの価値」ということ。
You sure got your money’s worth at the buffet table.
「バイキングで、君はお金の元はしっかり取ったね。」
【類】bang for the buck「支出に見合うだけの価値」
   ⇒ この bang は「影響力」という意味合い。buck は「ドル、金」。

have money to burn 「金があり余っている、大金持ちだ」
 「燃やすほどの金がある」ということ。
The company flies you first class? They must have money to burn.
「ファーストクラスで出張するの? 金があり余っているんだねえ。」
【類】money burns a hole in one’s pocket「金遣いが荒い」
   make a quick buck「手っ取り早く金を稼ぐ」

cloth を使ったイディオム。

cut from the same cloth「よく似ている」
 同じ布からできた衣類だからよく似ているということになる。
Wanda looks just like her mother. They’re cut from the same cloth.
「ワンダはまるで彼女のお母さんみたいね。よく似ているわ。」
【類】two peas in a pod「瓜二つ」
   ⇒ 日本語では「瓜」と言うが、英語では「豆」と言う。

clock を使ったイディオム。

around the clock 「一日中、四六時中、いつでも、昼夜ぶっ通しで」
 直訳的には「時計を1周して」ということ。これから、「一日中、いつでも」という意味の熟語になった。イギリス用法では around は round になる。
Let’s go to the restaurant down the street. It’s open around the clock.
「通りをちょっと行ったレストランに行こう。24時間営業だよ。」
【類】day in, day out「明けても暮れても、四六時中」
【注】turn back the clock「時代を逆戻りする、時代に逆行する」

wall を使ったイディオム。

hole in the wall 「ごく一般的な高くないレストラン」
 「壁に穴が空いているようなみすぼらしいレストランだが味はよい」という意味から来た熟語。悪い意味合いでは使わない。
I’ll grab a bite to eat at a hole in the wall on the way home.
「途中の安いレストランで軽く何か食べて帰るよ。」
grab a bite は「軽い食事をとる」という意味のイディオム。
【類】a greasy spoon「安食堂」

コメント

タイトルとURLをコピーしました