アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。
bucket list
この表現は、Sonic the Hedgehog (邦題は『ソニック・ザ・ムービー』)というアクション・アドベンチャー映画に出てくるものです。
この映画は、下の説明にも出てくるように、日本の会社のゲームに由来するものです。ゲーム好きの人だったらすぐに分かるでしょう。
動画は、ここにあります。
字幕の表現を見ていきましょう。
Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」
Sonic the Hedgehog is an action-adventure movie based on the video game series of the same name.
『ソニック・ザ・ムービー』は同じ名前のゲームシリーズに基づいたアクション・アドベンチャー映画です。
It is about Sonic, who has the ability to run at supersonic speed.
「それはソニックについてで、ソニックは超音速で走る能力を持っています」
ability は able の名詞形で「能力」。supersonic speed は「超音速の速さ」です。
To find his lost magical rings and escape the dangerous scientist Dr. Robotnik, he teams up with Tom.
「失くしてしまった魔法のリングを探すためと危険な科学者であるロボトニク博士から逃れるため、かれはトムとチームを組みます」
escape は escape from ~のように自動詞で使われることが多いのですが、このように、目的語をあとに直接続け、他動詞としての働きもあります。
ソニックの宿敵の Dr. Robotnik がなんとなくロシア風の名前なのが、ちょっと笑えますね。
Listen for the words “bucket list.”
「という表現を聞いてみましょう」
listen to … に比べて、listen for …は「…をじっくりと聴く」という意味合いです。
I’ve never sat in a barstool before – so squishy. Oh, look at this, it spins.
「バースツールに座るのなんて初めてだよ。ずいぶんふわふわしているんだな。あ、見てよ、これ、回るぜ」
sat は sit の過去分詞です。
barstool は、バーのカウンターなどにある椅子のことで、bar stool のように2語にすることもあります。
squishy は「ふわふわする、ぐにゃぐにゃする」という意味の形容詞。
Whoa, whoa, whoa, ha-ha-ha, I feel sick!
「おっと、うぁっ、あっ、ははは、目が回ったよ」
feel sick は「気持ちが悪い、気分が悪い」という意味です。
You having fun?
「楽しいか?」
You’re going to check this off the old bucket list, huh? Big night for you.
「これをバケツリストから外すんだな。せいぜい楽しんで」
What’s a bucket list?
「バケツリストって何だ?」
What do you think “a bucket list” is?
「bucket list はどういう意味だと思いますか」
(A) A list of successful things you have done
「今までやってきた手柄のリスト」
or (B) A list of things you want to do or places you want to go before you die
「あるいは、(B) 死ぬまでにやりたいことや行きたいところのリスト」
Listen again.
「もう一度聴きましょう」
The answer is (B) A list of things you want to do or places you want to go before you die.
「答えは『(B) 死ぬまでにやりたいことや行きたいところのリスト』です」
Listen as Tom explains the meaning to Sonic.
「トムがソニックに意味の説明をしているのを聴きましょう」
explain は他動詞で、このように名詞が直接続きます。「誰々に何々を説明する」と言うときは、<explain 何々 to 誰々>のように、to を使います。
“Bucket lies” is, um, it’s a list of things you want to do in your life before you, well, “kick the bucket.”
「バケツリスト」というのはだな、そのバケツを蹴るまでに自分の人生の中でやりたいと思うことのリストだよ」
“Kick the bucket” is an expression that means to die.
「kick the bucket というのは『死ぬ』という意味の表現です」
Sonic immediately starts making a list and doing some of the things he’s always wanted to do.
「ソニックは、すぐにリストを作り始め、ずっとやりたいと思っていたことをし始めます」
kick the bucket は「死ぬ」という意味を表すイディオムです。
由来は、自殺あるいは絞首刑のとき、バケツに乗ってロープに首をかけ、そのあとバケツを蹴り飛ばしてぶら下がることから来たというのが有名です。
ほかにも次のような由来があるようです。
由来: 古い昔、豚を屠殺する際に載せるbeam (平板)を bucket と言いました。そして、今わの際に豚がその bucket を蹴ることから kick the bucket という表現が生まれた。
And that’s English @ the Movies.
「映画で英語表現でした」
動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。
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