アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。
Ditto
この表現は、1990年の映画 Ghost(邦題は『ゴースト/ニューヨークの幻』)に出てきたものです。
動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/5566882.html
字幕の表現を見ていきましょう。
Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」
The word “ditto” was used in the 1990 movie “Ghost.”
「“ditto”という言葉は、1990年の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』で使われました」
It tells the story of a woman named Molly whose boyfriend, Sam, was murdered.
「それは恋人のサムが殺されてしまったモリーという名前の女性の話です」
named は前の名詞を修飾する過去分詞。
whose は、関係代名詞の所有格。あとに冠詞の付かない名詞が続きます。
murder は「殺人をする」。TOEIC® L&R Test には出てこない単語です。
His spirit or ghost stays behind to warn Molly of danger with the help of Oda Mae, who is able to communicate with Sam’s ghost.
「彼の魂、つまり幽霊はオダ・メイの助けを借りてモリーの背後に貼り付いて危険を知らせようとします。オダ・メイはサムの幽霊と交信することができます」
or は「つまり」という意味で、前の語や表現を言い換えるときに使います。
warn ~ of …は「~に…のことを忠告する、危険を知らせる」。
Listen for the words “ditto.”
「ditto という表現を聴いてみましょう」
Sam’s dead, okay? He’s dead.
「サムは亡くなったの。分かる? 彼はもいないの」
Tell her I have her.
「彼女に僕が愛していると言ってくれよ」
He says he loves you.
「彼は愛していると言っているわよ」
Sam would never say that.
「サムだったら、そんな言い方はしないわ」
Ditto. Tell her ditto.
「ディトウだ。彼女のディトウと言ってくれ」
Ditto. Ditto!
「ディトウ。ディトウ!」
What do you think “ditto” means? Is it,
「ditto という表現はどういう意味だと思いますか。それは、」
(A) This is working very well
「(A) これはとてもよく利く」
or (B) It is an agreement with someone’s feelings or thoughts
「あるいは、(B) それはある人の感じ方や考え方の取り決めだ」
The answer is (B).
「答えは (B) です」
It is a common way of saying “I agree.”
「それは『同意します』と言う一般的な方法です」
Molly would express her love for Sam by saying “I love you” and he would answer by saying “ditto.”
「モリーはサムに『愛している』と言って愛を伝えていたのでした。そして、彼は ditto と言って答えていたのでした」
ditto は「前に同じ」という意味です。つまり、I love you. と繰り返す代わりに Ditto!(僕も同じだよ)と言っていたわけですね。これが二人のあいだで暗号みたいになっていましたから、オダ・メイがサムの幽霊の代わりに Ditto! と言ったとき、モリーはびっくりして振り返ったというわけです。
And that’s English @ the Movies.
「映画で英語表現でした」
動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。
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