Never again. ― アメリカ映画で使われた表現

アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。

Never again.

 この表現は、2000年の映画 Cast Away (邦題は『キャスト・アウェイ』)に出てきたものです。主演はトム・ハンクスです。

この動画は、VOA Learning EnglishのENGLISH @ THE MOVIESにある動画を利用しています。
動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/5739357.html

字幕の表現を見ていきましょう。

Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」

The 2000 movie “Cast Away” tells the story of Chuck Noland.
「2000年の映画『キャスト・アウェイ』は、チャック・ノーランドの話です」
 チャック・ノーランドというのは主人公で、トム・ハンクスが演じています。

On a work trip, his plane crashes in the ocean.
「出張の途中、彼の乗った飛行機が海に墜落してしまいます」
 work trip は「仕事での旅行」、つまり出張です。
 crash は「衝突する、墜落する」。clash との意味や発音の違いをチェックしておきましょう。

He survives, floating to an island nearby, totally alone.
「彼は生還し、近くの島に流れ着きますが、まったく一人ぼっちです」
 floating …は分詞構文で、挿入句となっています。totally alone は副詞句です。totally も alone も副詞です。

To stop from going insane, he talks to a ball he calls Wilson.
「気がおかしくなるのを防ぐために、彼は『ウィルソン』と呼んでいるボールに話しかけます」
 stop from …ing は「…になるのをやめる、…になるのを防ぐ」という意味。
 insane は「狂気の、気がおかしい」で、名詞形は insanity です。
 ball と he のあいだに関係代名詞が省略されています。
 he call Wilson の部分は第5文型<SVOC>ですが、O(目的語)は a ball で、関係代名詞の先行詞になっているため、call のあとにはありません。

And what is your point?
「で、何が言いたいんだ?」

I would rather take my chance out there on the ocean than to stay here and die ….
「オレはここにいて死んでいくよりも、イチかバチかで海に出て行ったほうがいいと思うよ」
 would rather … than ~は「~よりもむしろ…のほうがよい」。
 take a chance、take one’s chance は「イチかバチかやってみる、~に賭ける」という熟語です。
 to stay here 以降は、名詞的用法の不定詞です。

He becomes angry, kicking it towards the ocean.
「彼は怒り、それを海に向かって蹴ってしまいます」
 it は、ボールのウィルソンのことです。
 kicking it …は分詞構文です。

Listen for the words “never again.”
「never again という表現を聴いてみましょう」

Wilson! Wilson! Wilson! Oh!
「ウィルソン! ウィルソン! ウィルソン! ああ」

Oh, never again, never again, never again.
「ああ、もうやらないよ、やらないよ、やらないよ」

What do you think “never again” means? Is it,
「never again はどういう意味だと思いますか。それは、」

(A) Do not argue with me again
「(A) オレに二度と口答えしないでくれ」

or (B) I will never be angry with you again
「あるいは (B) もう二度と君に怒ったりしないよ」

The answer is (B).
「正解は (B) です」

“Never again” is a promise to never repeat a wrongful action or actions.
「Never again は、悪い行いを二度と繰り返さないという約束です」

And that’s English @ the Movies.
「映画で英語表現でした」

 動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。

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