アメリカ映画で使われた表現を学習しましょう。 基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。
今日の表現は、break this gently です。
1967年の映画 Guess Who’s Coming to Dinner(邦題『招かれざる客』)に出てきた表現です。
黒人青年と白人女性の結婚をめぐる双方の家族の葛藤を描いた作品で、奇しくもこの年(1967年)に、アメリカ合衆国の連邦最高裁(The Supreme Court of the United States)が interracial marriage(異人種間結婚)を違法とする州法などが憲法違反であるという判決を下しました。
映画では、シドニー・ポワチエが演じる医師の John Prentice が beak this gently という表現を使っています。… maybe there was some way to break this gently と言っています。
この break は「伝える、告げる」という意味です。次のように使います。
I have something to break to you.「打ち明けなければならないことがあります」
それでは、映画の場面を見てみましょう。
VOAのサイトのここにあります。映画なので、著作権上、リンクを張ることにします。
break を使った表現としては、Sorry to break it to you.(言いにくいんですけど)のように、何か悪いことを伝えなければならないときに、前置きとしてよく使われます。
映画では、このあと、女性の両親は結婚を認めます。
そのほかの表現
legalize「合法化する」
immediately「すぐに、直ちに」
否定形とともに使われると「すぐには~しない」のように、部分否定の意味になります。
flew back to San Francisco 「飛行機でサンフランシスコに戻ってきた」
flew は fly の過去形です。fly は1語だけで「飛行機で行く」という意味でよく使われます。
動画の下にセリフが表示されますので、参考にしましょう。
株式会社ナラボー・プレスのサイトもぜひ訪れてください。
http://www.nullarbor.co.jp/
それでは、また来週。